『極悪女王』は実話？実在モデル・ダンプ松本と豊田真奈美の関係を解説

2025年5月19日

Netflixで配信中の話題作『極悪女王』は、1980年代の女子プロレス界を舞台にしたドラマです。
主人公のモデルとなったダンプ松本や、豊田真奈美との関係性など、実話との関連性が注目されています。
本記事では、ドラマの背景や実在の人物との関係性について詳しく解説します。

『極悪女王』とは？Netflixで話題の女子プロレス実話ドラマ

『極悪女王』は、2024年9月19日からNetflixで配信が開始された全5話のドラマシリーズです。
企画・脚本・プロデュースを鈴木おさむ、総監督を白石和彌が務め、主演のゆりやんレトリィバァがダンプ松本を演じています。
物語は、貧しい家庭に育った松本香が、女子プロレスの世界に飛び込み、悪役レスラー「ダンプ松本」として名を馳せるまでを描いています。

極悪女王の主人公モデルは誰？実在モデル・ダンプ松本の実像

ダンプ松本（本名：松本香）は、1980年代に全日本女子プロレスで活躍した悪役レスラーです。
彼女は、同期のクレーン・ユウや後輩のブル中野とともに、ヒールユニット「極悪同盟」を結成し、竹刀やチェーンなどの凶器を使った過激な試合で観客を魅了しました。
リング外でも悪役を演じ続ける徹底ぶりで、女子プロレス界に新たな風を吹き込みました。

女子プロレス実話との違いと再現性の高さ

ドラマ『極悪女王』は、ダンプ松本の実話をベースにしていますが、脚色された部分も存在します。
例えば、主人公の家庭環境やプロレス界での人間関係など、一部フィクションが加えられています。
しかし、当時の女子プロレス界の過酷な実態や、ダンプ松本の悪役としての苦悩など、リアルな描写も多く含まれています。

豊田真奈美との関係は？異世代レスラーの系譜を読む

豊田真奈美は、1990年代に活躍した女子プロレスラーで、ダンプ松本とは世代が異なります。
そのため、直接的な対戦や共演は少ないものの、ダンプ松本が築いた女子プロレスの土壌の上で、豊田真奈美が活躍したことは間違いありません。
豊田真奈美自身も、ダンプ松本の影響を受けたレスラーの一人として知られています。

杉咲花／ゆりやんの演技力とプロレス演技の裏側

主演のゆりやんレトリィバァは、ダンプ松本を演じるにあたり、実際のプロレス訓練を受け、体重を増やすなどの役作りを行いました。
また、ダンプ松本のトレードマークである顔のペイントや衣装も忠実に再現され、視覚的にも当時の雰囲気を再現しています。
杉咲花は、過去に『花のち晴れ』『99.9』『湯を沸かすほどの熱い愛』などで多彩な役柄を演じており、今回のプロレスラー役でもその演技力が光っています。

『極悪女王』が今評価される理由とは

『極悪女王』が今再評価されている理由の一つは、女性の社会進出や多様性が求められる現代において、ダンプ松本のような強い女性像が共感を呼んでいるからです。
また、80年代の女子プロレスブームを知らない若い世代にとって、新鮮な驚きと感動を与えていることも要因の一つです。
さらに、Netflixでの配信により、国内外の視聴者に広く知られるようになり、国際的な評価も高まっています。